夜勤は3交代より2交代の方が人気

以前は3交代制が主流だった看護師の夜勤ですが、近年では2交代制を採用する職場が増えてきました。看護師向けのポータルサイトが実施したアンケート調査でも、約8割の看護師が2交代の方が働きやすいと回答しています。

その理由として、2交代の方が体が楽という回答が目立ちました。
2交代は16時間の長時間勤務となるので、夜勤の日は疲れます。しかし2パターンの勤務なので3交代よりも生活リズムが乱れにくく、体調管理がしやすいと回答する看護師が多いようです。
また、2交代では夜勤明けに休みが来るので頑張れるという回答もありました。

通勤時の安全面や交通利便性においても、2交代制の方が良いという意見が多くみられます。
3交代制の場合、日勤が8時30分~17時、準夜勤が16時30分~0時30、深夜勤が0時~9時といったパターンが多いのですが、準夜勤の帰宅時間と深夜勤の出勤時間が深夜になります。終電が終わっているので、徒歩・自転車・自動車で通勤できる人に限られてしまいます。
また、徒歩や自転車で深夜に通勤する場合、危険が伴うというデメリットもあります。

3交代制は勤務時間が2交代制の半分なので、夜勤時の負担が救いなのがメリットです。しかし、その分だけ夜勤の回数が多くなること、連休がとりにくいことはデメリットといえるでしょう。

2交代制は負担は大きいですが、夜勤明けが連休になるので、その点は気が楽です。夜勤の回数も月に4~5回程度なので、何とか頑張れるかもしれません。
これに対して3交代制は勤務時間が短いので体は比較的楽ですが、生活リズムが崩れやすい、夜勤の回数が多いということもあり、心身の負担を感じる看護師が多いようです。